センサはどのように組み合わせても小さな被験者装着ユニットに接続する事が可能で、そこから6mのケーブルでより大きいベースユニットに接続されます。バイオメトリクス社製の全てのセンサは、標準幅+0 ~+4 Vdcのアナログ出力電圧に簡単に接続ができます。LCDと二つのボタン式スイッチは、取り付けたセンサの対応チャンネルを設定するためのインタフェースとなります。これによりセンサを自由に組み合わせた状態で取り付ける事が可能になります。アナログ出力は、2つに分かれたコネクタ付の単独ケーブル(R2000iを介するため、幅広い種類のアナログデータ記録装置とのインタフェースが可能です。
センサは以下の2種類に分別されます。
- バイオメトリクス社のゴニオメータ、捻りゴニオメータ、グリップメータ、ピンチメータ等を含む、差動出力ブリッジタイプセンサ
- バイオメトリクス社のEMGプリアンプ、3軸の加速度計等を含む、シングルエンド高レベルセンサ
差動タイプのその他センサ例として、ロードセルや特定のフローメータ等を含むひずみゲージがベースになった機器が挙げられます。差動出力ブリッジタイプセンサは、+5 Vdcの電源が供給される事、さらに出力幅が+/- 12 mVである事を条件に接続する事が可能です。シングルエンド高レベルタイプの他のセンサの例としては、ポテンショメータが挙げられます。シングルエンド高レベルセンサは、+5 Vdcの電源が供給される事、さらに出力幅が+/- 4 Vである事を条件に接続する事が可能です。K800は、8アナログチャンネル全てに接続されたセンサが差動タイプかシングルエンド高レベルタイプなのかを自動認識します。さらにK800にはコンタクトスイッチやイベントマーカに使われる5デジタルチャンネルの入力を有します。
イベントマーカIS3
1.8mのケーブルで、一端にはK800 被験者装着ユニット接続用のコネクタ、もう一端にはハンドヘルド型スイッチがついています。この便利なケーブルを使うと記録データにタイムマークをスーパーインポーズできるため、データ収集の際にオペレータが特定のイベントをハイライトする事もできます。
コンタクトスイッチユニットFS4
1.2mのケーブルに4つの感圧抵抗素子センサ(FSR)がついたユニットです。コネクタ1つで簡単にDataLINKと接続でき、踵・つま先の接地や、手のひらの接触を示すためのスイッチとして使用できます。センサは薄く丈夫で、被験者の靴や手袋の中に取り付けられるため、便利です。
BNCコネクタ付きのアナログ出力ケーブルR2000iBNC
オプション品であるR2000iBNCケーブルには8つのBNCコネクタがついており、様々な種類のA/D回路基板に接続できます。これにより、DataLINK 1台あたり最大8チャンネルでリアルタイムに他機器へアナログデータを送信し、他の入力と同期できるため、例えばDataLINKが収集した表面EMG計測値を動画型モーションキャプチャシステムと融合する、といった事も可能になります。